初めての相続手続きを行う方へ
目次
初めての相続
相続において最もトラブルが発生しやすいのは「遺産相続」です。
遺産相続でトラブルとなるポイントは、実はほとんど決まっています。
それにもかかわらず遺産相続のトラブルが絶えないのは、そのポイントをスムーズに処理するための専門知識が必要になるからです。
ですからそのポイントを押さえ、初期の段階で適切に対処することができれば、問題の解決はそう難しいものではなくなります。
本HPを利用してトラブルのポイントをおさえましょう!
遺産相続でトラブルになりやすい3つのポイント
1.誰に(相続人と相続分)
・誰が相続人になるのか?
・自分はどれだけ相続できるのか?
・相続人間の不公平を調整するには?
2.何を(遺産)
・何が遺産になるのか?
・遺産の評価の仕方は?
・借金がある場合はどうなるのか?
3.どう分けるか?(遺産相続の方法)
・どんな分け方があるのか?
・自分にはどの分け方がよいのか?
相続全体の目安スケジュール
相続が発生したらまずは何から始めて良いか分からないという方も多くいらっしゃいます。
相続手続きには期限があるものも存在するので、効率良く進めていくためにも事前にどんな手続きがあるのかを把握する必要があります。
このページでは相続発生後からの期限事や代表的な手続きをまとめていますので、ご自身の手続きで漏れがないかを確認をしながら進めるといいでしょう。
相続発生から | 代表的な手続き | 手続きの対象 |
---|---|---|
7日 | ・葬儀の手配 ・各方面への通知 ・お通夜、葬儀 |
ご遺族間 |
・死亡届 ・火葬埋葬許可 |
市町村役場 | |
・死亡届年金受給者 | 社会保険事務所 | |
・生命保険付ローン手続、口座引落、 キャッシュカード停止、預金口座、 解約・引継、貸金庫 |
銀行 | |
・出資金の引継 | 信用金庫 | |
・クレジットカードの停止 | カード会社 | |
・口座の解約・引継、簡易保険、国債 | 郵便局 | |
・生命保険、入院保険 ・自動車保険(自賠責、任意) ・火災保険名義変更 |
保険会社 | |
14日 |
【相談する専門家の選定】 ・遺言書の有無確認 |
ご遺族間 |
・世帯主変更、児童扶養手当、国民健康保険(14日) | 市町村役場 | |
・未支給年金請求書 | 社会保険事務所 | |
・会社役員の死亡(14日) | 法務局 | |
・遺言書の検認 | 裁判所 | |
・死亡退職金 ・最終給与 ・身分証明書 ・健康保険 |
勤務先 | |
・株券 | 証券会社 | |
・債権 | 発行会社 | |
1ヶ月 | ・個人事業の廃業届 ・事業を承継した相続人の開業届 (死亡後1ヶ月以内) |
税務署 |
・高齢者福祉サービス/身体障害者手帳/愛の手帳 | 福祉事務所 | |
・団体弔慰金/遺族共済年金/葬祭料 |
各共済会 | |
・酒類の届出 | 監督官庁 | |
・特許権 | 特許庁 | |
・免許 | 公安委員会 | |
・自動車/納税義務者 | 陸運局 | |
・パスポート | 旅券事務所 | |
・身分証明書 | 学校 | |
・借地借家契約 | 地主 | |
・賃貸住宅 | 大家 | |
・市営住宅 | 住宅供給公社 | |
・会員証 | ゴルフ場/デパート 老人会/フィットネス/JAF |
|
・受信料 | NHK | |
・利用料金 | 電話/電力/ガス会社 水道局 |
|
・インターネット | プロバイダ | |
・レンタル・リース契約 | レンタル・リース会社 | |
49日 |
・遺産分割協議書の準備 【手続き依頼先の選定】 |
ご遺族間 |
・埋葬許可 ・姻族関係 ・復氏届 ・無料パス |
市町村役場 | |
・遺族給付裁定請求(5年) | 社会保険事務所 | |
3ヶ月 | ・遺族基礎年金裁定請求(5年) ・寡婦年金裁定請求(5年) ・一時死亡金裁定請求(2年) |
市町村役場 |
・相続放棄、限定承認(3ヶ月) | 裁判所 | |
4ヶ月 | ・不動産相続登記 | 法務局 |
・準確定申告(4ヶ月) | 税務署 | |
・子の氏の変更許可 | 裁判所 | |
10ヶ月 | 【相続税の申告】(10ヶ月) ・医療費控除の請求 ・未分割財産確定期限 ・配偶者の税額軽減 ・小規模宅地の評価減 |
税務署 |
1年 |
・遺留分減殺請求 |
ご遺族間 |
※( )内に記載しているものが守らなければならない期日です。
※それ以外のスケジュールはあくまで目安として記載しております。
必須ではありません。